ラグビー部 地獄の夏合宿
まだこの合宿が始まって三日目だっていうのに、もう心が折れかけてる。
逃げ場なんて最初からなかった。ラグビー部の夏合宿は、先輩たちの欲望と暴力が全部許される男だけの地獄だ。1年生に人権はない。それがルール。
全体練習が終わった直後、キャプテンの虫の居所が最悪だった。
「1年生、全員集合」って一声で、俺たちはまた土の上に這わされた。腕立ては吐くまで。ボールを取れなければ顔面から泥に突っ込まれる。前衛の1年生は、ブルドーザーみたいな3年生に後ろからガンガン○されるみたいに押し潰されて、喘ぎ声を上げてた。
合宿所に戻っても休息はない。
FW陣とBK陣に分かれて「チン長測定」が始まった。マジでフルボッキの状態を測られた。みんなの前で。
そして選ばれた代表二人が、みんなの見ている前でチ○コ綱引きをさせられる。
俺がFWの代表に選ばれた。
先輩が俺のケツを蹴り飛ばす中、必死に腰を引いて戦った。でも……負けた。
俺の息子が、力尽きてBK代表の太いモノに引きずり出された瞬間、FWの先輩たちの目が本気で怖くなった。
その罰が、これだ。
「コンビニまでダッシュ。買い物袋をチンコにかけて帰ってこい」
深夜の山道を、俺は全裸に近い格好で走った。ビニール袋の取っ手が、俺の根元に食い込んで、容赦なく締め付けてくる。走るたびに袋が揺れて、痛みが直に亀頭まで響く。息が上がって、足がもつれて、涙が出てきた。
途中で先輩が現れた。
「よたよた走ってんじゃねえよ」
蹴られた。バランスを崩した瞬間、袋がさらに強く食い込んだ。俺は地面に片膝をつきながらも、必死に腰を浮かせて自分の息子を守ろうとした。
すると先輩が、スマホを構えてにやりと笑った。
「せっかくだから記念撮影しようぜ?」
……は?
俺は耳を疑った。
この袋をぶら下げた惨めな姿を、笑いながら撮られる。
しかもこれが、ただの始まりかもしれないって予感が、背筋を冷たくした。
俺は、どこまで落ちるんだろう。
この合宿が終わる頃、俺はもう人間じゃなくなってるかもしれない。
カラーイラスト(セリフあり 27枚+セリフなし27枚)
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