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君のいない世界
まぶたをゆっくりと持ち上げて目覚める朝。大きめのベッドに並べた枕の片方に頭を乗せ、無造作に伸ばした右腕の先にはかつてあったぬくもりはもう――。いつしか習慣になっていた起きがけのブラックの苦みも、コンビニに並ぶ季節限定のお菓子も、今にも泣き出しそうだった空からついに落ち始めた雨も、その全てに君を感じ、その君の残した欠片にいつまでも深くえぐられ、ひたすらに慟哭するコージ。君からもらったものばかりがひしめく、けれど君だけがいないこの世界で僕はどうすればいい。答えのない問いの中でそれでも彼は何を見出そうとするのか。 |
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